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Arts & Culture

フィクションから現実を問い直す:
小鷹拓郎《ダイダラボッチを追いかけて》を通してみる地域と芸術祭の新たな関係

By Kenichiro Egami

長野県大町(信濃大町)は、北アルプスへの玄関口でありかつては糸魚川から信濃へと塩を運ぶ街道として栄えた町である。

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Arts & Culture Science & Technology

《佐倉統のフィールドノート②》
韓国の仁川と日本の横浜が似ているという話
〜西洋近代化の尺度としての科学とオーケストラ〜

By Osamu Sakura

「仁川(インチョン)? まあ、日本の横浜みたいなところですね」──ぼくが仁川に行くと言うと、韓国の知り合いの誰もが異口同音にこう言った。港町だし、中華街あるし、と。そして、実際そうだった。

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Arts & Culture Media & Communication

〈ライデン通信②〉デモとストライキと美術館

By Mariko Murata

コロナ禍による規制がなくなって以降、ヨーロッパはデモとストライキの季節に突入した。

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Arts & Culture

ベトナム・ハノイ 2022滞在レポート
ー「距離(ディスタンス/インターバル)」を見直す時間(後編)

By Haruka Iharada

インドシナ半島に位置する東南アジア大陸部の国々は、河川を軸としてその多様で歴史ある文明を成立させてきたと言われているが、そうした水辺の世界にたとえるならば、コロナ前のベトナム、とりわけハノイには、雄大な大河ではなく、無数の、細く激しい水流がぶつかり合う、いわば奔流的文化が築かれていたように思う。

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Arts & Culture

ベトナム・ハノイ 2022滞在レポート
ー「距離(ディスタンス/インターバル)」を見直す時間(前編)

By Haruka Iharada

2022年の秋、3年ぶりに、ベトナム的秋の到来を感じるハノイを訪れた。11月のハノイは、日中は汗ばむほど温暖な気候だが、夜になると気温は下がり風がとても心地よい。

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ライデン市内のRapenburg(ラペンブルグ)運河沿い。左に見える塔の下にライデン大学の正門がある。
Arts & Culture Life & Practice

〈ライデン通信 ①〉方法論としてのアジア

By Mariko Murata

2022年9月末、勤務先の大学から在外研究の機会をもらい、オランダ・ライデン市に降り立った。

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Arts & Culture

My Own Language, a Foreign Tongue 

By Suzanne Mooney

Despite the fact that Irish is still the official first language in Ireland, my first language, like the vast majority of my compatriots, is English. It is an English that differs from British English and American English, though I(we) can slip into either of the aforementioned as required.

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Arts & Culture

頭のなかに「空き地」をつくる:山下陽光「0円ショップ」の経済実験   

By Kenichiro Egami

2020年2月17日から24日の一週間、「0円ショップ」という名前のイベントが福岡市内のギャラリー「art space tetra」で行われた。このイベントを企画した山下陽光(ひかる)は、大胆な色彩や造形で古着をリメイクする服飾ブランド〝途中でやめる〟の主宰であり、賃労働とは異なる自立した仕事づくりの指南書『バイトやめる学校』の出版や、路上で見つけたモノや行為に新たな価値や物語を付与する「新しい骨董」などの多彩な活動で知られている。

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