Essays
「ただのお喋り」から何を感じ取るか?-会話型DSTの試み(1)
筆者は特にコロナ禍以降、声のデジタル・ストーリーテリング(DST)に取り組んできた。DSTとは日常生活を送る中で浮かんだふとした感情や、誰かに共感してほしい思いを、制作者とファシリテーターが協働しながら短いデジタル作品にしていくメディア表現ワークショップである。
More《佐倉統のフィールドノート①》
韓国には大人向けの科学技術館がない
今年(2023年)の4月から、サバティカルを利用して韓国に滞在している。こちらのAIやロボットに対するイメージを調査するためだ。
More〈ライデン通信②〉デモとストライキと美術館
コロナ禍による規制がなくなって以降、ヨーロッパはデモとストライキの季節に突入した。
More《日常のなかのデザイン日記 01》
多すぎる名古屋の貼り紙
この4月で、名古屋に住みはじめて10年目になる。
…と書き出してから、「え、ホントに10年も経ったっけ?」と心配になってカレンダーを数え直してしまったが、どうやら本当に10年目を迎えたようだ。10年なんてあっという間だなと思うと同時に、名古屋に来た当初の気持ちをちょっと思い返してみたくなってきた。
Moreベトナム・ハノイ 2022滞在レポート
ー「距離(ディスタンス/インターバル)」を見直す時間(後編)
インドシナ半島に位置する東南アジア大陸部の国々は、河川を軸としてその多様で歴史ある文明を成立させてきたと言われているが、そうした水辺の世界にたとえるならば、コロナ前のベトナム、とりわけハノイには、雄大な大河ではなく、無数の、細く激しい水流がぶつかり合う、いわば奔流的文化が築かれていたように思う。
More「推し」を語るということ
―推し語りデジタル・ストーリーテリングの展開(3)
前回に続き、今回も2022年8月に目白大学メディア学部溝尻ゼミが実施した、推し語りDSTの成果を紹介したい。
More「推し」を語るということ
―推し語りデジタル・ストーリーテリングの展開(2)
今回紹介するのは、2022年8月に対面で実施した推し語りDSTで制作された2作品である。
More「推し」を語るということ
―推し語りデジタル・ストーリーテリングの展開(1)
コロナ禍に見舞われた2020年から2021年にかけて、多くの大学で授業がオンライン化された。
Moreベトナム・ハノイ 2022滞在レポート
ー「距離(ディスタンス/インターバル)」を見直す時間(前編)
2022年の秋、3年ぶりに、ベトナム的秋の到来を感じるハノイを訪れた。11月のハノイは、日中は汗ばむほど温暖な気候だが、夜になると気温は下がり風がとても心地よい。
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